横島やタマモ、アキなどと戦闘訓練をし実戦での経験も吸収していく。

その間にシンジはアキやタマモ、横島などといっそう仲良くなり修行はいっそう楽しくなっていった。

そして一ヵ月後にはシンジは横島とタマモを倒せるぐらいに成長していた。











第二の人生は霊能力者!?



第六話「修行!! 後編」



シュウジ
























=タマモ=



私の名前はタマモ。

今はヨコシマやシンジ達と斉天大聖の修行を行っている。

もっとも斉天大聖はゲームだけやっているサルにしか見えないけど・・・・

シンジ達と会ってから一ヶ月が経つ。

シンジとアキは私の周りにはいないタイプの人間だった。

シンジはヨコシマに似ていると感じたのははじめて会った時。

私は妖狐だからそう言うことに関しては敏感のほうなので私はその感を結構頼りにしている。

しかしシンジは違った。

確かに優しいといえば優しいのだがその雰囲気には強い意志が感じられる。

人間とは違う雰囲気を出すシンジ。

そして魔法使いといっているアキ。

彼女は精神年齢は20歳ぐらいではないのかと感じられる。

落ち着いた雰囲気はあのバカ犬とは大違い。

時々凄い子供っぽい所もあるが・・・

本人いわく


「ここに来てから出た感情の一つなの。

 自分でも良くわからないけど前の世界では笑ったことなんてなかったもの。」


らしい。

アキもシンジも前の世界ではが相当なことが遭ったらしい。

二人がそのことを話す時凄く辛そうな顔をするから・・・

とにかく私達はこの一ヶ月で仲良くなったのだ。

私はシンジに幻術と狐火を教えることになった。

シンジは私が教えたことを乾いた砂のようにどんどん知識を吸収していく。

今では私とヨコシマ二人がかりでも倒せない。

もっともアキはもっと凄いのでシンジはまだ一瞬にして倒されてしまうほどだ。

アキいわく


「シンジはもっともっと強くなるよ。

 上限は見えないし強くなる見込みありてことろかな〜

 でもタマモも強くなっていってるよ?」


どうやら私も知らぬ間に強くなっていったらしい。

まあむしろ当然ともいえる。

毎日毎日シンジの修行に付き合ってやっていたのだから・・・

狐火は以前より強くなり幻術もいっそう磨きがかかった。

そして私の弱点でもあった体力の無さも克服したらしい。

う〜〜ん、これでバカ犬との力は差が開いたのかしら?
























=横島=



シンジの修行に無理やり付き合わされて一ヶ月。

シンジはどんどん強くなりシンジは俺より強くなってしまった。

しかしまだ文殊の使い方についてわからないところがあるらしくそれを覚えたらよりいっそう強くなるだろう。

そしてシンジは今アキと対決している。

アキは魔法使いなのだが体術、槍術なども一流らしくそれをシンジに教えているのだ。



1.魔法使いは魔力が無くなると戦えなくなる



2.詠唱時間は無防備になる



などの弱点を克服するために覚えたらしい。


「戦いの中で生きてきたといっても過言では無いですからね〜〜」


なんて軽くいっているがこの試合を見ればどれだけの修羅場を潜ってきたのかがわかる。



型にはまっていない戦闘



神速ともいえる速さ



相手の動きを予測する予測能力



どれを並べても強いしか思いつかない。

小竜姫様の動きはどちらかというと実戦的ではなく試合体型、つまり相手を殺さないことを前提とした感じがあるが

アキはどう見ても実戦型。それも複数相手を考えた戦闘の仕方をしている。

もしかしたら小竜姫様より強いのかも・・・・・

そんなことを考えているとシンジとアキの試合は終わった。

結果はいうまでも無くアキ。

試合用の槍をシンジの喉の前に突きつけている。

アキの戦闘の時の顔と何時もの時は全然違う。

戦闘の時、落ち着いた雰囲気は出さず無表情。

殺気も闘気も無いまるで其処にいるのが感じられないほどだ。

でもやっぱり女の子には戦って欲しくないな・・・・
























ようやく斉天大聖がゲームから離れシンジに自分の武術を教えていく。

斉天大聖は自分の分身を使って戦わせている。

(西遊記の孫悟空が自分の毛を抜いて分身を作るアレ)

オリジナルとは力が劣るものの十分の一の力はある。

如意棒を持った斉天大聖の分身がシンジに襲い掛かる。

シンジは槍を使い斉天大聖の分身を貫いていく。

シンジが持っている槍はロンギヌスに似た二股の槍。

2mはあるだろうそれを自分の体の一部のように使いこなし、

アキに教えてもらった体術と横島に教えてもらった文殊と栄光の手で死角になっている部分を補っている。

斉天大聖の分身の一人は人間の限界ともいえる【縮地】を使う。





【縮地】



神速が『目にも止まらぬ速さ』であるがこれに対して縮地は『目にも映らぬ速さ』である。

神速は超一流ともいえる達人がやっとできるか出来ないかの速さ。

縮地は人間という枠を越えるような速さなのである。





分身の一人はその【縮地】を使いシンジに襲い掛かろうとする。

しかしシンジはそのことを予想していたかのような動きを見せた。

正面から来た縮地を文殊の〔止〕を発動させる。

一瞬止まったタイミングをシンジは逃さずに栄光の手を鞭上にし捕らえる。

そして分身を自分のほうに引き寄せ斉天大聖に教わった【発剄】をする。





【発剄】



相手の体に触れている時に絶大なる力を発揮する技。

自分の中にある気を手のひらに集め掌をあて内部から破壊するこれはどんな屈強な敵でも確実にダメージを与えられる。

人間は内臓の強化など訓練でどうにかなるものではないのだ。





分身は粉々に砕け元の髪の毛に変わる。

斉天大聖の分身が縮地を使ってから粉々に砕け元の髪の毛に変わるまで一秒かかっていない。

シンジはもう達人の域を超えるほどの実力を持つようになった。

その後も分身を次々と倒していき勝敗はシンジの勝ち。

これだけの動きをしながらもシンジは息一つ乱れていない。


「これでやっとアキには勝てるかな?」


とシンジは言っていたがシンジにはまだ足りないものがある。

確かにシンジとアキの実力はほぼ互角。

シンジには足りないもの、それは戦闘経験。

これが絶対的に足りないのだ。

アキいわく


「そんなのすぐに慣れて私より強くなれるよ〜♪」


らしいがそれを聞いたとき横島とタマモは


「「(絶対無理!!!)」」


と思ったのは結構当然の言葉なのだがここには非常識人が三人いるので言葉には出さなかった。
























そんなこんなでシンジの修行は終わった。

仮想空間にいると魂にかなりの負担がかかり二ヶ月で出てきたのだ。

現実世界では一瞬だが・・・・

帰ってみると其処にはセイが立っていた。

相変わらずの無表情で・・・・


「・・・・」


セイは何か言いたそうに見えなくも無いがシンジ達の姿を見るとどっか行ってしまった。


「何だったんだ?」


横島は皆の心を代表していった。

しかし一人だけ違う事を考えていた。


「(あやつの魂、まるで赤ん坊のように澄んでいる。

 だがなぜあんな悲しみを纏っているのかの)」


斉天大聖はセイの不思議な行動を的確に見抜いていた。

もっとも本人さえもそれに気づいているかどうかわからないが。

シンジは精神体に戻り横島たちは魂の負担から今日は妙神山に泊まることになった。

セイはまた何処か行ってしまいシンジとアキはこの二ヶ月間セイのことを気にしていて話す機会が欲しい

と思っていたが急に出てきて何処かいってしまったために少しばかり落胆していた。











アキとシンジは仲良くなった











過去の出来事が似ている事を理由に・・・











この時シンジとアキは話せば仲良くなれると思っていた











少なからず同じ境遇にいたのだからと思って











しかし











セイの人生は











二人の人生が楽に聞こえてしまうほどの











凄まじいものだった













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